2019年3月、わたしは3年間勤めた総合病院を退職した。
退職願いを上司から受取拒否され、4ヶ月くらいすったもんだした挙句、
その間にインフルエンザや腸炎に罹り、体力・気力を奪われて、
適応障害を発症。その診断書を提出して、やっと退職することができた。
退職後も、食欲不振、体の冷え、倦怠感などに悩まされており、
昼間も起き上がれない状態が続いていた。
このままではヤバイ、動けなくなってしまう!
危機感を覚えたわたしは、とにかく体を動かそうと思い立った。
そして、ほぼ毎日、30分から1時間程度のウォーキングを行うようになった。
1ヶ月くらい継続した結果、徐々に、
・体の冷え、倦怠感の改善
・夜間、熟睡できるようになる
・食欲回復
・漠然とした不安感、焦燥感の減少
といった効果を感じるようになった。
適応障害については、退職後も数回通院したが、カウンセリングのみで薬は使用せずに、回復した。
以来現在に至るまで、ほぼ毎日3キロ〜5キロ程度のウォーキングを続けている。
ちなみにわたしは、運動神経が死滅しているタイプの人間だ。
学生時代は、体育の時間や運動会が苦痛だったし、
部活も、中学はなんちゃって美術部、高校は帰宅部である。
(部活の場合は、集団行動や、放課後・休日も参加しなくてはいけないことも無理だった)
しかし、ウォーキングを続けてみて、体と心が楽になり、
もしかして、自分は体育の時間や部活がキライだったのであって、
運動自体はキライじゃなかったのかもしれない、と思うようになった。
ウォーキングを続けてしばらくして、
『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』
を読み、わたしがウィーキングをして感じた心身の変化には、
科学的根拠があったんだなと思った。
この本は、運動が脳と体ももたらす効用と、具体的な運動方法を、
科学的根拠に基いて解説してくれている。
わたしのように、
・運動神経が悪い(もしくは死滅している)
・体育の時間や運動会が苦痛だった
・部活は文化部or帰宅部
・根性論が大キライ
・デリカシーのない脳筋体育教師が大キライ(そんなタイプの先生も今は減ってきていると思うが)
といったタイプの人間に、かなり刺さる内容となっている。
読むと、うっかり運動したくなるかもしれない。
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