2019年3月、3年勤めた病院を退職したわたしの体調は、絶不調だった。
前々から退職を申し出ていたにもかかわらず、なかなか承諾されなかったからだ。
前年の12月に、年度末の3月で退職したいと、上司に申し出ていた。
しかし、看護部長に伝えておくと言われたきり、1ヶ月経過。
こちらから状況を尋ねると、まだ上には何の話もしていないことが発覚。
やっと上司や看護部長と面談し、退職の意志を伝えるが、ぜんぜん話が進まず。
(6ヶ月前には伝えてほしいと言われた。
そんなこと労働規約のどこにも書いてないし、言われてない。
法的には2週間前に伝えればいいし、こちとら3ヵ月以上前に伝えてます)
たまりかねて退職届けを提出したが、受け取って貰えず(違法です)、話し合い(という名の引き伸ばし)が続いていた。
そんな中でインフルエンザ、そして立て続けに腸炎を発症。
食欲が減り、体重が46キロから43キロへ減少。
夜中、頻回に目が覚めて、ぐっすり眠れなくなり、最後にはベッドから起き上がれなくなった。
かかりつけの病院を受診したところ、うつ病のチェック項目に軒並み当てはまったため、紹介状を書いて貰い、精神科を受診。
適応障害の診断を受け、診断書を職場に提出し、やっと退職することができた。
わたしも短いとはいえ勤めた病院なので、現場が人手不足なのは実感している。
人事の都合もあるだろう。
しかし、退職の妨害をされてはたまらない。
この経験も、わたしがもう正職員として働きたくない理由だ。
わたしより1年前に辞めた同期の子(彼女は円満に退職した)も、正職員はなかなか辞められないからと、今は都内の検診センターで派遣で働いている。
賞与はないが、月給は病院勤務だったときと変わらないし、辞めたいときは派遣会社に伝えればいいから気楽だし、今のほうが全然良いと言っていた。
軽率に退職することに、賛同しているわけではない。
しかし、正職員はなかなか辞めさせて貰えないという現状が、看護師の病棟への復帰を妨げる負の要因になってしまっている。
退職を希望する看護師に対して、ずるずる話を延ばしたり、ごまかしたりといった不誠実な対応をしても、誰の得にもならない。
せめて、最低限、法律に則った対応をしてほしい。
コメント