森喜朗会長の女性差別発言について思ったこと。

こんにちは、かずしいです。

先日、東京五輪組織委員会の森会長が、JOCの評議会で、

「女がたくさんいる理事会は、一人が発言すると、みんな話したがって時間かかるから困るんだよね」(意訳)

「女が発言するときは、時間制限かけよーぜって言ってたやつもいるぜ。誰とは言えないけど(笑)」(意訳)

という、性差別発言をぶっ放し、炎上した。

ただでさえ、開催が危ぶまれ、暗雲垂れ込める東京五輪。

なぜ、火にガソリンを注ぐような真似をするのか?

この人、首相のときからそうだったけど、ホントなんも変わらないな。

この発言は、JOCが今年6月の役員改選で女性の理事を増やし4割以上にするという目標を掲げており、そのことに対する発言だったそうだ。

叩かれた後で、「女性蔑視する意図はまったくない」と弁明した。

それも、叩かれたから弁明しただけ。

森さんの場合、何が悪かったのか本人が理解していない、という一番ヤバイ状態だと思う。

森さんの、今回の発言に対する問題点は、思いつくだけでも、

・理事会の女性委員個人への、森さんからの一方的な評価を、主語を「女性」として一般化している

・「女性は話が長い」という、性差別的テンプレ発言であること

・女性である、という属性で発言時間に制限をかける、という差別発言であること

・あらゆる差別に反対することを標榜するオリンピックという国際的イベントの開催国組織の長であるのに、性差別意識に無自覚であること

・人口比率的には男女ほぼ1:1で、東京五輪の出場選手の女性選手割合も48.8%とほぼ半数。

にもかかわらず、現在の組織委員も全理事25名中、女性5名で、女性は20%。

自分たちで設定した目標である、女性理事40%の半分でまったく未達成。

中央競技団体の女性理事の比率は平均で20%未満。

そうした問題への危機感の欠如。

・自分が日本の男性優位社会で、下駄を履かせて貰って今の地位にいることに無自覚であること

などなど、枚挙に暇がない。

ジェンダー・ギャップ指数121位(2020年度)、女性差別大国日本の五輪組織委員会会長としては、森さんほど相応しい人材はいないのかもしれない。

また、森さんの「話が長くなって困る」という点も、なぞ発言だ。

そもそも理事会は議論し、意思決定する場なのだから、森さん曰く話が長い、発言したがる女性委員の方々は、まっとうに自分の職務を果たしているだけと思う。

というか、男性理事は、ほぼほぼ森さんの忖度マシーンなので、ろくに意見を述べないだけだろう。

だから、結果的に議論がされず、時間が短いだけ。

また、この発言から、森さんは事前に官僚や事務方に結論を決めて貰って、自分はそれを承認するだけ、という仕事の方法に慣れきってしまっていることが読み取れる。

自分が損をしない内容なら、後は良きにはからえ、という殿様と同じ。

それなら、そもそも理事会なんて必要ない。

だって仕事してないじゃん。

その後、謝罪会見(のようなもの)を開いたが、予想どおり辞職はしないとのこと。

受け答えは不明瞭だし、記者に逆ギレするし。

開き直りも、ここに極まれりといったものだった。

おそらく、自分では悪くないと思っているのに、周りにせっつかれて嫌々会見を開いたんだろう。

女性記者の質問を遮ったり、威圧的な態度をとったりしたところも最低だった。

事前に質問内容が分かっていて、批判的なことを言わない記者だけを集めたお膳立て会見しかしていないから忘れているのかもしれないが、そもそも記者会見では、記者は痛いところを突いてくるに決まっている。

今回の会見では、記者は別に失礼なことは言っていないし。

ここまで徹底してダメだと、一周回ってすごい。

すべてにおいてダメダメなことが、国際社会にも露呈した、ある意味素晴らしい会見だったと思う。

会長の任命権が誰にあるのか知らないが、彼を制御できない組織の体制にも問題がある。

これで何回目になるか忘れたが、改めて思う。

この人を、なんで五輪組織委員会の会長にしておくんだろう??

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