こんにちは、かずしいです。
新型コロナの感染者が、北海道では11月4日から連日100人を超えていることが報道されている。
11日には、新潟県南魚沼警察署で、警察官2名が感染していることがわかり、それを含めて県内の一日あたりの感染者数が16人と、過去最多になったそうだ。
全国の一日あたりの感染者数も、12日に1631人となり、過去最高だった8月7日の1604人を上回った。
そしてそれから3日連続で最多更新し、14日には新規患者数が1708人だった。
フランスやドイツ、イギリスなど、ロックダウンを実施中のヨーロッパ諸国や、一日あたり感染者数が18万人を超えたというアメリカに比べると、数の上では少ないが、確実に増えてきている。
やはり、寒い地域での感染が広がっている印象を受ける。
新型コロナも感染症の一種だし、インフルエンザと同じように気温が低くて乾燥している状態では、感染しやすいのだろう。
また、北海道などの厳冬地帯では、冬場の換気は難しい。
特養などの高齢者施設では、入居者が寒さによって体を害することを考えると、頻繁に換気することも困難だろう。
加えて高齢者施設は、免疫力が低下し基礎疾患がある高齢者が集団で生活しているので、一度ウイルスが持ち込まれれば、あっと言う間にクラスターが発生すること容易に想像できる。
ウイルスは、人から人へ感染するので、究極的に言えば、人間同士が離れて暮らしていれば感染することはない。感染したとしても、局所的なものになる。
近年の人類学では、人類が小規模な集団による狩猟採集生活から、定住して大規模な集団を作り農耕や牧畜をするようになったことで、感染症が大規模に発生するようになったと考えられているそうだ。
農耕・牧畜が広がったのが約1万年前なので、人類史的には大規集団による定住を始めたのは、つい最近ということになる。
つまり人間は、生き物としては、大規模で集団生活することには向いていないのだ。
もちろん、集団で暮らすことのメリットもある。
そもそも定住して農業をしなければ、これだけの人口を維持することは困難だし。
でも、集団になることで受けたデメリットも大きいことも確かだ。
例えば、感染症の広がりや戦争、環境破壊、貧富の差の拡大。
身近なところでは、家庭でのDVや虐待、学校や職場でのいじめなど・・・・・・。
人間を集団にしておくことが、ほとんどのトラブルの原因という気すらする。
これまでは、人類は大規模集団になることによるデメリットに目を瞑り、メリットのみを追い求めてきたのかも。
今更全人類が狩猟採集生活に戻ることなど不可能だが、もっと離れて暮らすことのメリットも見直される時期にきているのではないだろうか。
コロナ禍のため、半ば強制的にテレワークや、ウェブ上での授業が広まった。
しかしコロナが収束した後も、テレワークを当たり前の勤務形態にしたり、家庭学習が義務教育の単位として認められる制度を設けたり、人と人が離れて暮らす余地を広げていく必要があると思う。
というか、個人的にそういう社会に住みたい。
目下のところ、わたしが社会を良くするためにできることは、早くセミリタイアを実現することだ。
わたしがセミリタイアすることで、人との接触を減らして感染症の広がりを抑えたり、仕事ができないせいで同僚や上司にストレスを与えてないので、職場環境が改善される。
・・・・・・・・メリットしかないな、これは。
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