エンディングノートを家族みんなで書くことにした

こんにちは、かずしいです。

わたしの母方の祖母は85歳だが、徒歩圏内に一人暮らしをしている。

持病もなく、頭の回転はわたしよりも全然良い。食事や運動など、健康にも気をつかって、自立して生活している。

そんな祖母と、その娘であるわたしの母との間で、ちょっとしたイザコザ?があった。

きっかけは、祖母が認知症になったりして意思表示できなくなったとき、預貯金などの財産についてどうして欲しいか、という話を母がしたことだ。

というのも、母には長年引きこもりで音信不通の弟(わたしにとっては叔父)がいて、祖母が生活費を送っているのだ。手紙送っても返事はないし、電話には出ないしで、ここ数年全く意思疎通ができていない。叔父のご近所さんからの情報によると、普通に生活してはいるらしい。

そんな訳で、祖母が亡くなった場合、叔父と連絡がつかず、相続がまともにできない可能性がある。そうすると、叔父への生活費の送金が滞るかもしれない。

祖母は元気だし、今日明日どうなるとは思えないが、それでも85歳と高齢だ。

そのため、母は、もしものときの祖母の意見を聞きたかったようだ。しかし祖母は、自分が認知症になるかのように言われたと受け取ってしまい、ショックだったらしい。

日頃から健康に気をつけ、体力や知力に自信があるからこそ、ショックだったのだろう。

わたしから見ても、85歳にしてあの体力と知力を保ち、一人暮らしをしている祖母はすごいと思う。

しかし、そうは言っても85歳は85歳だ。

十分高齢者の部類に入るし、同年代の4人に一人は認知症を患っているというデータからみても、娘であるわたしの母の心配も最もだと思う。

まして、引きこもりの弟の存在があればなおさらだ。

祖母は、社会情勢に興味関心が強く、ものの道理がわかった人なのに、そんな人でも、自分が認知症になるとか、老いて今できていることができなくなるとか、考えたくなんだなと、今更ながら思った。

わたしも踏まえて3人で話をし、今すぐ決める必要もないが、ここ1〜2年かけて色々話し合って、叔父のことも含めてどうするか決めていこうということになった。

祖母の中では、考えはまとまっているとのことだが、わたしたちにその詳しい内容はわからないし、話してもらっても、確実に忘れる。

そこで、近々エンディングノートを送り、記入してもらうことにした。祖母が死んだり、意思表示できない状態になるまで、わたしたちはノートを見るつもりはない。何度書き直してもいいし、保管場所だけ教えてもらえれば、祖母の希望に沿うことができるだろう。

祖母だけに書いてもらうのではなく、わたしを含めて家族全員分買って書こうと思っている。

確率的には85歳の祖母が一番先に亡くなるが、人生は一寸先は闇。

わたしの方が早く死ぬことも、十分ありうる。

わたしは希望の葬儀スタイルも、死後連絡をとって欲しい知人もいないが、利用しているクレジットカードやネットバンクなど、情報をまとめておけば、家族も手間が省けること請け合いだ。

祖母は今は健康で認知力も問題ないが、正直今の状態が後5年も10年も継続するとは思えない。

もちろんずっと元気でいてほしいが、老いが不可逆である以上、しかたがないことだ。

わたしは自分自身のことも含めて、そんな風に考えている。

だから自分のエンディングノートを書くことも、嫌悪感はなく、ただ面白そうだと思う。どれを買おうか楽しく比較検討している最中なのだが、そう思うのは少数派なのかもしれない。

母に、エンディングノート書くって嫌な感じがするの? と聞いたら、拒絶はなかったが、曖昧な返事だった。

わたしだって、病気になったり怪我をしたりして苦しむことは嫌だ。

しかし、死ぬこと自体は絶対に避けられないし、自分の死んだ後のことを考えて、伝えたい情報をまとめておくことは、死後処理をする他人(家族に限らず)に対して、実行できる数少ない準備だと思う。

死は不可避でも、それを引き受ける人に対してエンディングノートで意見や情報を伝えることができるのは、前向きな準備だと思うのだが・・・・・・。

やっぱり、大多数の人にとっては、自分が死ぬことを想定して準備するのって、嫌なんだろうか?

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