こんにちは、かずしいです。
4月14日の産経新聞で、
自民党の政調会長である下村博文氏が、
東京オリパラの日本人選手にワクチンを優先接種することを検討する考えを示した
というネット記事を読んだ。


4月9日に、日本人選手の優先接種の話がもれたとき、
丸川珠代五輪相が、
「全く検討していないし、今後も検討する予定はない」
と、そんな話が出て不愉快くらいのことを言って、否定していたのに。
そもそもIOCは、オリンピック選手のワクチン接種を必須としていないし、
外国人選手が未接種なことも十分ありうるだろう。
それ以前に、東京五輪は、
「ワクチン接種を前提としない大会」ということになってませんでした??
丸川五輪相が否定してから、1週間も経っていないのに、驚きの高速掌返しだ。
現在、日本では、医療従事者にさえワクチンが行き渡っていない。
大阪・兵庫では変異株が猛威を振い、重症者ベッドが不足している。
症状があっても自宅待機の人、重症化しても重症病床に移れない人がいる。
大阪では、吉村府知事が、「不急」の手術を遅らせるように病院に要請した。
つまり、実質的に命の選別が行われいるのだ。
そんな現状を目の前にして、国会議員でありながら、よくも
「五輪選手に優先接種を検討する」などと宣えたものだ。
ワクチン接種のスケジュールを考えると、東京五輪に間に合わせるためには、
5月下旬までには選手に接種させてないといけない。
そのため、なりふり構わなくなって本音が露見した、というわけだろう。
しかし、立ち止まって考えてみて欲しい。
感染の危険を伴いながら働く医療従事者や介護職などのエッセンシャルワーカーや、
感染すれば重症化や死亡率の高い高齢者、
そういった、本当に優先すべき人を捨て置いて、
オリンピック選手に優先接種しなければ開催できないなら、開催すべきではない。
国民の命と健康を守ることすらできない蕃国に、そもそもオリンピックを開催する資格はない。
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