こんにちは、かずしいです。
本日は、NHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」についての記事です。
今回は、いつも以上に個人の独断と偏見に満ちた内容ですし、ネガティブな意見なので、読みたくない方はブラウザバックしてください。
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それでは、始めます。
私自身は、ほとんどテレビは観ないのですが、同居の親が60代テレビっ子世代なので、テレビは家にあります。
そして、母親は、習慣的に朝ドラを観ています。
私は、この朝ドラが苦手です。観ていると、辛くなります。
そのため、母が朝ドラを観ているときは、テレビがある居間から退避していることが多いです。
なぜ朝ドラが苦手なのか自問してみると、理由はいくつが思い浮かびます。
若手ヒロインのたどたどしい(好意的に言えば初々しい)演技
舞台設定は色々あっても、大筋は親子・夫婦・家族関係を美化、賛美する画一的な内容(これは、メインの視聴者が60歳以上の女性である以上、仕方がないことだと思います)
物語の進みが遅く、濃度が薄い
などなど。
中でも私が朝ドラを「観ていて辛い」と思うのは、濃度が薄いことです。
たまに母が観ている朝ドラを、なんとなく観ることもあるのですが、ストーリーの進行や各エピソード、キャラクターの作り込みなど、どこをとっても“薄い”と感じてしまいます。
朝ドラは、一つ作品が1回15分、合計120回分だそうです。
つまり、全部で1,800分の作品ということになり、時間だけみれば2時間映画15本分の超超超大作ということになります。
それなのに、多分映画1〜2本分で丁度いいんじゃないか、と思われるくらいの濃度しかありません。
作品として、伝えたいこと、表現したいことが100あるけれど、尺にも予算にも制限があるから、可能な限り削って、試行錯誤して、頑張って濃縮して10にした、
という作品とは反対に、朝ドラは、
内容は10しかないけど、尺も予算も有り余ってるから、頑張って頑張って希釈して100にした
という印象を受けます。
素人が生意気言うようのですが、希釈しすぎて、味がほぼ水になったカルピスみたいなものです。
朝の慌ただしい時間帯に、片手間に観ている人が多いだろう朝ドラには、そうしたうっすいカスピスみたいな内容の方が相応しいため、故意にそういう作りなのかもしれません。
万人向けの作品を作らなければならないテレビドラマの性質上仕方がない、とも考えられます。
しかし私にとっては、正直言って、お金を払って観るには値しないものです。
片手間に観るなら、他にいくらでも代替品はあります。
と、さんざんこき下ろしてきましたが、朝ドラを楽しんでいる人を非難するつもりは、当然ながら毛頭ありません。
むしろ、毎朝楽しんで観ている母を見ると、楽しそうで羨ましいな、と思うこともあります。
結局、エンタメなんて、自分が心から楽しめるものにお金を払って楽しめば良いだけですしね。
それを言ったら、元の子もありませんが(笑)
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