こんにちは、かずしいです。
共同通信社が、主要110社にとった新卒採用についてのアンケート結果によると、
2022年度の新卒採用は、前年度より採用を減らす企業が22%(24社)だった。

みなさんご存知とおり、21年度も新型コロナ流行による業績悪化で、企業は軒並み採用を抑制していた。
その年より更に採用を減らすという結果なので、採用抑制は更に悪化している、ということ。
しかも、このアンケートは、大企業110社に関するもの。
大企業でさえ新卒の採用抑制をしているのに、いわんや中小企業をや。
コロナがいつ終息するかわからない。
よって、去年から数年の就活生は、第2の氷河期世代になる可能性が非常に高い。
コロナが終息し、景気が回復しても、日本の企業は未だに新卒一括採用が通例。
その頃には、そのときの新卒が優先的に採用される。
今現在の就活生は、氷河期世代と同じように捨て置かれることになるだろう。
今の日本は、非正規雇用の割合が4割近くになり、終身雇用が実質崩壊している。
それなのに、未だに日本は新卒採用が慣例だし、学校教育は正社員や公務員をつくるためのカリキュラムだ。
正社員や公務員の椅子はどんどん減っているのにもかかわらず。
新型コロナ期の新卒は、氷河期世代と同じように、正社員や公務員になれない人が増えて、
結果、望んでも結婚できない、子供も持てない人がもっと増えるだろう。
日本は、大企業の正社員か公務員でないと、結婚も子育ても無理ゲーな社会だからね。
結局、就職できるかは、新卒のときの景気と、生まれ(親が金持ちか、権力者か)が9割以上だ。
よって菅正剛さんのような立場に生まれれば、
本人の能力も実績も全く関係なく、就職もできるし、不正を働いても守られるのである。
持つべきものは、内閣総理大臣の父親です!
そんな社会で、
学校で教わる平等幻想がとか、
努力は必ず報われるとか、
働くことによる自己実現とか、
そんな価値観を真に受けてたら、社会に出た途端、正気を保てない。
今の日本で、一部の学校エリートや、クリエイター、起業家タイプの人以外は、
つまり私を含めた大多数の凡人は、“働くこと”で幸せになろうとしても、無駄&無理
給料も少ない、待遇も悪い環境でこき使われて、健康や命まで失いかねない。
生活をミニマムにしてFIREを目指したり、最低限の蓄えができたら労働から撤退するのも、
恵まれない者、持たざる者の生存戦略だ。
そんなことしたら、税収や子供が減って、国力が衰退する?
だからどうした、知ったことか。
自分が生きていくのも覚束ないのに、なぜ国家天下を考えなきゃならんのだ。
コメント