こんにちは、かずしいです。
わたしは、現在パート看護師として働いてる。
その前は、看護学校卒業後、某総合病院に正職員として働いていた。多分、そこの入職式でだったと思うが、看護部長が挨拶の中で、
「これからは、年金支給開始年齢も延長されるし、みなさんは70歳以上まで働くことになるんですから」
といった話をされた。
その話を聞いて、「ぜってえ嫌だ」と思ったことを今でも覚えている。
そのときは、セミリタイアなんて概念を知らなかったし、定年まで働かなくてはいけないとなんとなく思っていたが、そんなBBAになってまで看護師やるなんて、「ぜってえ嫌だ」と思った。
70歳定年は、政府が年金支給開始を遅らせたいために、高齢になってもできるだけ年金を貰わずに、自分で稼いで税金を納めて欲しいという要求からきている。
今だって、定年60歳と、国民年金の支給開始年齢65歳との間に5年も差があるから、生活のために定年後も働いている人が大多数だ。年金が満額60歳から支給されるなら、定年後働きたくない人も多いだろう。現に、2017年に内閣府が実施した「高齢者の健康に関する調査」によると、高齢者の働く理由の6割が「生活のため」である。
よって、70歳定年は国民の大多数が望んでいるわけではない。
それなのに、それにまったく疑問をもたず、決定事項のように口にするあたり、さすが看護部長。
見事に厚生労働省に洗脳されている・・・・・・。まあ、看護師のエリートであるから、思考回路が統括の省庁と一体化しているのだろう。
わたしのような野良犬には真似出来ない芸当である。
この社会って学校を出て40年、ずっとサラリーマンとして働き続けることを標準としている。
70歳定年どころか、75歳定年まで政府から提唱される中、下手するとサラリーマン期間が50年以上になる。
・・・・・・正気かな??
もちろん、自営業や経営者で、死ぬまで現役でいたい、とか仕事が生きがい、という人は、能力があって周囲に求められる限り、80歳になろうがが90歳になろうが働き続ければいい。(ウォーレン・バフェットも今年90歳だし)
でも、わたしのように働くことが嫌いな人間は、70歳まで働くと聞いただけで、人生そのものを辞めたくなる。
自分の才能で稼ぐ力がある人と違って、わたしのような凡人が70歳まで働くことを拒否すると、結婚とか子供とか、マイホームとか海外旅行とか、自動車とか、社会的評価とか安定とか、退職金とか、厚生年金とか、世間で良しとされることを軒並み諦めなくてはならない。
でも、それでいい。
死ぬまでサラリーマンしなくていいなら、全部いらない。
わたしが今働いてる理由は、(生活のために)働かなくていいようになるためだ。
誰になんと言われようと、それを胸にセミリタイアを目指して進んでいきたい。
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