【持続可能なニート】『「山奥ニート」やってます。』石井あらた

こんにちは、かずしいです。

「山奥ニート」としてニート界隈(?)で有名な、石井あらたさんの著作

『「山奥ニート」やってます。』(光文社、2020年)

を読んだ。

石井さんは、1988年、名古屋市出身。

大学留年、中退、ひきこもりを経て、現在最寄り駅まで車で2時間という和歌山県の住人5人の山奥で、廃校になった木造校舎に、他のニート15人程度と暮らしている。

2017年に会社員の女性と結婚し、現在は、パートナーさんとは別居の単身赴任ニートをしているらしい。

どういうこと??と頭の中がクエスチョンマークだらけになった人もいると思う。

しかし、この説明は、ただ事実を羅列しただけ。

気になった人は、ブログも開設されているので、読んでみて欲しい。

石井さんは、山奥でブログの広告収入と、農家の収穫作業の手伝い、キャンプ場の清掃など短期の仕事などから収入を得て、山奥の廃校で生活をしている人だ。

自分が心に違和感なく生きていける場所を探したら、結果的に「山奥ニート」のなっていた、という感じである。

石井さんも他のニートさんたちも、のんびり平和に暮らしたいだけなので、政治的・宗教的な活動も、目的も、制約もない。

地方自治体が、地方再生や町おこしの一貫として、政府から助成金を貰って若者の移住を促したり、期間限定で町や村の職員として雇ったりすることがある。

あれって、地方の税収を増やすこと、子供を産んで貰って人口増加することが目的なので、基本的にただ暮らすことは許されない。

明確な目的がある若者には良いかもしれないが、制約が多すぎるし、役所での雇用も期間限定だ。

税金を使った支援である以上、目的が設定されているのは仕方がないかもしれないが、行政の支援の限界を感じる。

それに比べて、石井さんたちの活動、というより生き方は、目的がない分、自由で持続的だ。

そもそも、生きることに目的なんてない。

あえて目的という言葉を使うなら、

いずれ命が終わる時まで、生きることを破綻させず、続けていくことが目的だと思う。

石井さんは、

“目指すのは「持続可能なニート」”(309頁)

とおっしゃっていた。そのために少し働くことに自分で納得している、と。

わたしも、自分の生き方(働き方も含めて)に納得して生きていきたい。

世間で一般的と言われている(誰が言ったのか知らんが)、正社員週40時間の働き方に納得できないなら、従う必要なんてないと思う。

自分の納得できる生き方を自分で選び、生きていけばいい。

納得できない生き方は、過労やいじめによる自殺などによって、人の命を奪うからだ。

人間の、生き物の共通の目的は、生きていくことだと思うから。

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