【“しごととあそびと生活が一体化”した、現代の狩猟民族的商い】『k.m.p.の金もーけプロジェクト。』

こんにちは、かずしいです。

先日、図書館でなんとなく目に止まって、『k.m.p.の金もーけプロジェクト。』(ムラマツ エリコ、なかがわ みどり・著)を借りた。

真っ赤な表紙が、かわいい。

「k.m.p.」は「金(k.)もうけ(m.)プロジェクト(p.)」の略。

ムラマツ エリコ、なかがわ みどりの両名が始めた活動の名前で、やりたいこと、楽しいことをやって、できればお金を稼ぐことを目的にしているそうだ。

お二人が、勤めていた会社を辞めてから、

フリーマーケットで手作りの雑貨を売る、

雑貨を店舗で委託してもらう、

カタログやカードのデザイン、

旅行記の執筆などなど、

やりたいことをやりながらお金をも儲けたり(儲けられなかったり)してきた体験談を、かわいい(そして文字数がびっしりで情報量が多い)漫画とエッセイをまとめた作品だ。

特に始めたばかりの頃は、好きなことだけでは生活費が足りず、バイトをしたり、貧乏したりしながらの生活。

来年どうなっているかわからない、不安定なフリーランスの身分。

でも、だからどうした!という声が聞こえてくるような、やりたいこと、好きなことを全力でやり、それがお金になる暮らしは、生きることを楽しんでいるのが伝わってきて、羨ましくさえなる。

二人にとっては、生活が仕事であり、仕事が遊びであり、遊びが生活なのだ。

考えてみたら、現代のように誰かに雇われて、給料を貰うことや、仕事とプライベート、職場と家庭といった区別が一般的になったのは、ごくごく最近の話。

それ以前、人間が狩猟・採集をして生きていた600万年間は、生活も労働も遊びも、分離できない一体化したものだった。

給料のためにやりたくないことを我慢して労働している多くのサラリーマンより、お二人の商いはずっと人間の本来の形に近いのかも。

ただ、狩猟民族的ゆえに、

常に自分で考え続け、試行錯誤を繰り返し、行動し続けなければならない、

獲物を取れなければ空腹に耐えるしかないし、狩りが出来なくなれば死ぬ、

という厳しさがあって、軟弱で現代文明に家畜化されている私には無理だな、とも思った(笑)

しかし、二人の世間のせいやお金のせいにしないで、自分たちのやりたいことをとことんやろう、どうやったらできるか考えようという姿勢は、どんな立場の人にも響くと思う。

他人なんて、好き勝手なことを言うものだ。

かと言って、それに従ったって、誰も自分の人生に責任ももってくれる訳はない。

結局、好きなこと、やりたいことを全力でやっている人間が、一番幸福だし、幸福な人間だけが周りの人間も幸福にできると思う。

ちなみに、k.m.p.名義の旅行本も何冊が借りてきたが、どの作品も絵・写真・イラストと情報量がたっぷりで、満腹になれる。そして、目が疲れるw

他の多くの旅行ガイドと違って、広告的な要素はなく、k.m.p.の二人が体験したこと、感じたことなので、旅行嫌いな私が読んでも、いっしょに旅行を追体験しているような気持ちになって、楽しい。

(自分では絶対行かないと思うがw)

自分が興味がないことでも、それを全力で楽しんでいる人の姿を見たり、話を聞くことは、面白いことが多い。

何かを人に勧めたいなら、自分が楽しんいる姿勢を見せるのが一番かもしれない。

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