【ある子供部屋おばさんの夢】住む場所は、ひとりひとりに保障されて欲しい。

こんにちは、かずしいです。

私は中年独身女で、いい年こいて親と同居している。

最近テレビで話題になった「子供部屋おじさん」ならぬ、「子供部屋おばさん」である。

生活費が月3万円なのも、親の家にフジツボよろしく寄生している点が大きい。

これでアパートぐらしだったら、嫌でも家賃分は働く必要がある。

ありがたいことだ。

私が看護学生だったとき、同級生に私より少し年上の、子供2人を育ていているシングルマザーの方がいた。

彼女は、看護学校に通っていたとき、子供をみてもらうために母親と同居していたが、途中でアパートを借り、子供とだけで暮らすようになった。

もともと母親との折り合いが、あまり良くなかったらしい。

アパート暮らしになって、家事や育児の負担は増えたが、子供たちとのびのび生活できるから、

その方が気持ち的に楽だと言っていた。

その後、就職し、自分名義でローンを組み、一軒家を購入していた。

すごい頑張り屋である。

彼女のお父さんは、彼女が20代のとき病死したそうだが、高圧的で横暴な人だったらしい。

早く家を出たくて、高校卒業後は、すぐに一人暮らしを始めたそうだ。

そんな同級生に、いつだったか、

「かずしいさんが親御さんといっしょに住めるのは、親御さんが良い人だからだよ」

と言われた。

本当に、そのとおりだな、と思った。

私だって、彼女の両親ような親だったら、家を出ざるを得なかったと思う。

働きたくない、とか言ってられなくて、生活のために仕事を辞められず、

いやいや看護師を続けざるを得なかっただろう。

私は心身ともに軟弱なので、既にこの世にいない可能性も高い。

でもそのほうが、国としては税収が上がるから、良かったのかもしれない。

国家の利益と個人の幸福、二律背反する身近な例だ。

私が今、のたのた生きていけるのは、両親が良い人であったおかげである。

それは、私の努力の結果でなんでもない。

ただ、運が良かっただけだ。

しかし、子供は親を選べない。

虐待する親だったり、毒親だったりしたら、あまりに人生がハードモードだ。

子供だったり、経済力がなければ、そんな親とでも一緒に暮らさなければならい人が大勢いるだろう。

せめて、国民ひとりひとりに(世帯単位でなく)、住む場所くらい権利として無償で保証されればいいのに。

そんなことしたら、家族が崩壊する!という意見もあることは知っている。

でも、虐待やDVがあったり、互いを嫌っていても、生活のために同じ空間にいるしかない“家族”なら、“崩壊”した方がマシだと思う。

特に、家庭内で弱い立場になりやすい、女性や子供にとっては。

大多数の人にとって、支出で一番大きい割合を占めるは、住居費だ。

現代では、食料や、衣服などの生活必需品は、比較的安価に手に入る。

住宅費以外の部分なら、私のような軟弱者でも、働いて稼ぐこともハードルが低い。

働くことが生きがいの人や、バリバリ稼いでジャンジャン消費したい人は、

いくらでも働けばいい。

モノが有り余っている時代に、生きるために心身を壊すほど働くのは、何かがおかしい。

生きることのハードルって、もっと下がってもいいのではないか。

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