【あるとないとじゃ雲泥の差】金融知識の重要性

・金融知識がある人のもっている5千万円と、ない人の5千万円ではまったく価値が違う。

・昭和ならいざしらず、今はリスクをとって投資しないと、ジリ貧になる。

こんにちは、かずしいです。

知人に50歳くらいの女性がいる。以下Aさんと呼ぼうと思う。

Aさんは、80歳前後のご両親と二人暮らし、独身。

最近、お父さんが入院し、現在はお母さんと二人で暮らしている。

お父さんは高齢だが病気の予後が良く、退院後は家に戻ってくる予定だ。

Aさんは、バブル世代で、短大卒業後、いくつかの仕事を転々としてきた。

最近、仕事の契約期間が終了し、現在無職。

バブル世代らしく、旅行、買い物、観劇、高級店での外食などが大好き。

Aさん自身の収入は少ないが、家は両親の持ち家。

お父さんが定年まで公務員だったこともあって、生活費など支出は、ほぼお父さんが払ってきたらしい。

そんな訳で、今までお金のことなんて考えたことなかったそうだ(おったまげー!)

しかし、最近、お父さんが入院したことで、そんなバブリーな生活に変化が起こった。

お父さんは、本人の希望をあって個室に入院しており、本人の年金の大半は個室料と治療費で消える。

そのため、Aさんは無収入だし、お母さんの年金では生活費が足りないので、貯蓄を取り崩すようになった。

Aさんのお父さんは、経済観念のしっかりした人で、当時は退職金も良かったため、貯蓄は家を建てられるくらいあるとのこと。

正確な額は不明だが、おそらく4〜5千万くらいだろう。銀行の定期預金にしてあるらしい。

仮に5千万あるとすれば、すごい大金だ。

しかし、Aさんは無職で50代。これから高給な仕事につくのはなかなか難しい。

お母さんの収入は、年金のみ。

お父さんは、自宅に退院できそうだが、すでに男性の平均寿命より生きている。

つまり、お父さんの年金だよりの家計なので、お父さんが亡くなればたちまちキャッシュ・フローはマイナスになる。

しかも、このご家族、Aさんはバブリーなライフスタイルで、お母さんもお金に細かい性格ではないので、基本生活費が高いのだ。

食費だけで、月20万円かかる(バブリー!!)

今から頑張って生活費を節約して、仮にトータル月20万に抑えたとする。

金利(今の銀行預金金利はほぼ0)は考慮しないで、貯金5千万を、月20万円取り崩していくと、

5千万÷20万=250ヶ月分

250ヶ月÷12ヶ月≒20.8  なので、約20年で貯金が枯渇する。

Aさんは、平均寿命を考えるとまだ後40年くらい生きるだろうし、年金も少ないので、晩年貧困に陥る危険性が高い。

これを解決するためには、リスクをとって投資をすることが解決法の一つになる。

例えば、5千万円の定期預金を、よく分散された低コストのインデックス・ファンドに投資する。

トリニティー・スタディによれば、年4%取り崩して使っても30年後に資産が残っている確率が95%以上。

税金を考慮しなければ、

5千万✕0.04=200万円

年200万円で、月約16万円の不労所得が得られる!

これはあくまで過去の株式市場の実績と研究に基づく皮算用だ。

しかし、5千万円を定期預金に入れたまま取り崩し、ジリ貧になるのを待つよりも、遥かに建設的なシナリオだと思う。

だが、ここで大きな問題点が一つ・・・・・。

Aさんは昭和の公務員のお父さんの薫陶を受け、お金については銀行と預金以外は信じない人なのだ。

株なんてもってのほかだし、クレジットカードも持っていない。

銀行のことを何よりも信頼している。

・・・・・・・・・詰んでいる。

せっかく、(推定)5千万円の現金があるのに、金利がゴミクズな定期預金に入れたまま。

とにかく銀行にたいする信頼が強いので、お父さんが亡くなって遺産相続したとき、銀行で手数料がバカ高い、ゴミクズ金融商品を勧められ、買わされる危険性が非常に高い。

昭和の時代はそれで良かった。

経済は右肩上がりで、年収は勤続年数とともに勝手に増加した。

愚直に貯金していれば、金利が7%以上あったので、10年で倍になった。

しかも、元本保証で、だ。

わざわざリスクのある投資をする必要などない。

しかし、現在は、大手銀行の定期預金金利が0.02%。

預金が倍になるに、3,600年かかる。

縄文時代から定期に入れとかないと間に合わない。

日本人の平均収入は、増税を考慮すると、ここ30年で減少している。

終身雇用の維持は、トヨタでさえ諦めた。

退職金はどんどん減っているし、そもそも退職金制度がない企業も珍しくない。

当たり前だが、もう昭和の時代とは、お金の常識が変わったのだ。

その中で、金融知識だけ昭和のままだったら、貧乏まっしぐら。

しかしAさんの場合、現金5千万と持ち家という資産があるのだから、恵まれているとも言える。

少し金融知識を学んで実践するだけで、お金の不安を払拭できる可能性が十分ある。

わたしも、それとなく投資について話してみたのだが・・・・・・。

とにかく、投資=危険なもの、という認識と、銀行への信頼が半端なくて、諦めた。

こっちも他人のカネに責任とれないしね。

わたしからすれば、銀行の営業なんて、身なりのいい詐欺師くらいに思っているのだが。

(ちょっと言い過ぎか? いやでも事実そうだと思う)

結局、投資はどこまいっても自己責任の世界。

自分で学び、小さい失敗をしながら実践し、継続していくしかない。

同じ5千万円というカネでも、金融知識があって実践できる人と、ない人とでは、将来の価値に雲泥の差が生じる。

知識って、あらゆる分野において、本当に重要だと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました